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豊かで美しい森づくり事業「里山の整備と自然観察」を実施しました

掲載日2016年01月04日

みなさんあけましておめでとうございます!みんなの森づくりHP担当の後藤です。

一年というものはあっという間で、気が付けば年の瀬、そして新年。
みなさんはこの年末年始、いかがお過ごしだったでしょうか
僕はこの年末、自分の部屋と実家の大掃除に大忙しでした。
やっぱり日頃からの整理整頓は大事ですね。

 

さて、こまめなお手入れが必要なのは家の中や職場・学校の机まわりだけではありません。
みなさんの身近な自然である里山にも、同じように整理整頓、正確には整備が必要です。
今回は平成27年12月5日(土)に実施した豊かで美しい森づくり事業 第2回目:里山の整備と自然観察」の様子をお知らせします。

 

様々な動植物が暮らし、近くで生活する人の暮らしを豊かにする里山。
「豊かで美しい森づくり事業」では、そんな大切な里山を守り・育てていくだけではなく、里山で遊ぶことの楽しさをみなさんに知ってもらえるような活動を行ってきました。
3本立ての事業のうち、今回は第2弾!
里山の中に遊歩道を整備しながら、里山を探検し、そこで見つかる色々なものをつかって遊びました。
当日は澄んだ青空の下、暖かい一日となりました。
今回は特に親子での申込の多さが目を引きました。

 

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午前中は里山の遊歩道を歩いて探検しながら、大きな木や比較的ポピュラーな花のそばに植物の名前を書いた看板を立てていきました。

それぞれが、自分の担当の看板を選んでいざ出発!!

 

 

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木いちごを拾って食べたり、色々ないきものを観察しながら、里山を探検していきます。
前回参加してくれた子が、他の子に、講師の方に教わったサンショウウオについて、レクチャーする一幕も・・・学校でもぜひお友だちに教えてあげてくださいね!

 

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自分が持ってる看板の木や花のところまで辿りつくと、講師の方がその植物についてお話してくれます。
木・花の名前と特徴がしっかり頭に入ったら、いよいよ看板立てです!
はじめてハンマーを使う子どもたちも多く、カンカンと杭を打ちつける音とともに、看板を支える係の講師の方々の「いいぞ!」という声が里山に響き、「怖い・・・!」というつぶやきも漏れました(笑)。
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自分が看板を立てた木や花には思い入れができるようで、「ここにもキンモクセイ」があった「ヒガンバナのことならなんでも聞いて!」というような声が、いたるところで上がりました。
子どもたちは、この日、一生懸命探し、学び、看板に気持ちを込めた木や花のことを、この先も忘れないことでしょう。

 

 

一方、大人たちだって負けていません。
講師の方々といっしょに階段をつくったり、疲れを見せることなく力強い足取りで野山を巡ったり・・・。
さすが、鍛え方が違います!
また、中には講師の方々に負けず劣らずの知識で子どもたちに自然の中で遊ぶ楽しさを伝えてくださる方もいました。

 

 

 

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みんなで里山の楽しさをたっぷり満喫しました!

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お昼になり、一休み・・・と思いきや子どもたちはまだまだ元気!
メダカを観察に行ったり、茶室の屋根(子どもたちいわく秘密基地)に登ったり、普段なかなか体験できない遊びに夢中でした。

 

 

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まだまだ遊び足りない様子の子どもたちでしたが、午後からも楽しいプログラムが盛りだくさん!
まずは里山で採れる花や木の実をつかって染色体験に挑戦します。

 

今回使う色は3色。
茶色はクリのイガ。
ピンクは桜。
紫はムラサキイモを煮詰めて取り出した色です。
白い布に洗濯バサミ等を使って模様をつけ、オリジナリティあふれるハンカチづくりに取り組みました。
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色がしっかりついたら干して乾かします。うまくできるかな・・・?

 

 

乾燥を待つ間に、鳥の巣箱を観察します。

この巣箱は「NPO法人 碧い海の会」の会員さんが組み立て、周辺の木にくくりつけていたものです。
今回はそれを一度解体し、中身がどうなっているのかを観察しました。

巣箱の中には鳥たちが一生懸命つくった巣がありました。
小鳥が育ちきるまでの間、親鳥はこの巣に2万匹の虫を運ぶのだそうです。
美しい親子愛と、弱肉強食の自然の厳しさが垣間見えました。
そんな鳥の親子のお話に真剣に耳を傾ける親子連れのみなさん。
中にはメモをしっかりととっている子もいました。

 

 

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さて、気になる手作りハンカチの出来は・・・
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大成功!!!
模様がしっかりついているもの、ついていないものこそありましたが、色自体は自然由来のものとは思えないほど、しっかりと定着していました。
さっそくマントとして装着!
喜んでもらえたようで何よりです。

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里山を守るために整備すること。そしてその中で遊び、そこから得られるもので楽しむこと。
その楽しさをきっかけに里山をもっと大事にしようと思うこと。
これらはめぐりめぐっていきます。
今回参加していただいたみなさんに、そのことを少しでも感じてもらえたなら、嬉しいです。

ご参加いただいたみなさん、そして講師のみなさん、大変お疲れ様でした!!